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インタビュー Vol.1

『ヘアドネーションのきっかけは”恩返し”』–代表インタビュー「55JET ai HAPPY HAIR MAKE」當間 紀之さん

本日は、『55JET ai HAPPY HAIR MAKE』代表の當間紀之さんにインタビューを行いました。
55JET ai HAPPY HAIR MAKE様ではヘアドネーションの活動が活発であり、”相互リスペクト”をコンセプトに謳っているサロンです。

今回は、ヘアドネーションをテーマにお話をお伺いしました。

ーーインタビュアー:當間さん、本日はよろしくお願いいたします。

當間さん:よろしくお願いいします。

ーーヘアドネーションは近年芸能人の方も参加されていて、知名度が昔より上がっているのではないかなと感じます。
しかし、まだ世間一般に浸透しているとは言い難く、取り組んでいるサロン様も少ないのではないでしょうか。

貴社ではヘアドネーションを活発に行われているとお伺いしていますが、まずはヘアドネーションを知った経緯についてお聞かせください。

知った経緯は、友達がやっていたSNSでした。
ヘアドネーションとは小児ガンや白血病、脱毛症などの治療や外傷等で「頭髪に悩みを抱える子どもたち」に、ヘアドネーションによる寄付で作られたメディカル・ウィッグを無償提供する活動のことです。

……僕は数年前に、美容室をオープンして20周年を迎えたんです。
そのときに恩返しというか、地域の方とか含めて社会貢献というか、美容師しかできないことを考えました。
そこで、やはりヘアドネーションかなと思ったんです。

そんなときに、ヘアドネーションの活動団体の代表理事と繋がる機会がありました。
ヘアドネーションの本部は大阪ですので、当時はこちら(東日本)で動く人がいなかったんですね。
代表理事と意気投合しまして。笑 ヘアドネーションイベントの際には参加させていただくことになりました。

ーーありがとうございます。
20周年を迎えてからヘアドネーションに取り組んでいるということなんですけれども、そのときのスタッフ様の反応等はいかがでしたか?
また、現在の様子なども教えていただければと思います。

うーん……。ヘアドネーションのカットって、普通より少し時間がかかるんですね。

大切に伸ばされた髪を寄付していただくのですから、カット前のカウンセリングには十分な時間をかけます。
先にドライな状態の髪の毛を束ねて、切って、そこからヘアスタイルを作ります。
同時に、僕らはみなさんにヘアドネーションのことを知ってもらうことが重要だと思っているので、色々な角度やポイントで写真を撮ります。
その分時間はかかりますが、大切なプロセスなので時間は惜しみません。

ですが、これでヘアドネーションをしてくださった方の周りの目に触れられるなら「喜んで!」という感じですね。

今は良い意味でヘアドネーションが日常になっています。
ヘアドネーションをする方がほぼ毎日いらっしゃって、来ない日がないんです。

あえて遠くからうちに来てくれる方もいらっしゃいます。
うちでは小学生新聞など色々な取り組みをしているのですが、そういったもので掲載された内容を見て「ここで切りたい!」と来てくれるお子さんもいるんです。

月50人ほど、年間では500人~600人くらいの方がヘアドネーションをしに来店してくれます。

正直なところ、店舗さんと比べることがないので正確なところはわからないのですが、日本一じゃないかなと勝手に自負しています。笑
たぶん、個人店としては間違いなく多いんじゃないでしょうか。


ーー先ほどお子さんも来店されるとお話いただきましたが、ヘアドネーションをするお子さんは多いのでしょうか?

お子さんは多いです。
特に春休み、夏休み、冬休みは圧倒的にお子さんが多くなります。

夏休みに関しては、自由課題、自由研究として取り組んでいるケースも多いですね。
出来上がったものを持ってきてくれることもあります。

その出来がとてもすごくて、写真も全部撮ってあるんです。
まとめに「私がヘアドネーションをして気づいたこと、”女の子は長い髪にあこがれる”」とか、「私は4人か5人くらいでウィッグが1つできると思ってたのに、20人~30人で1つしか作れないなんでびっくり!」とか、気づいたことを書いてくれていました。

「そうだよね、そう思うよね」とこちらも納得してしまいます。笑

その出来上がった課題を持ってきてくれた子は、最後に「今回私は40㎝寄付しましたけど、私はすぐに髪の毛が伸びるので1m寄付したい!!!」と書いてくれていたんです。
本当にできるかできないかは別として、その子の最大限の気持ちがその1mという数字に表れているんですよね。

小学校3年生の子だったんですけど、たぶん髪の毛足に付いちゃいますよね。笑
それだけ伸ばしてヘアドネーションをしようという思いがとてもすごいです。

また、男の子もヘアドネーションをしてくれるのですが、この場合だと大変なようです。
男子トイレに行くと、「女は入っちゃダメなんだよー、痴漢痴漢」みたいな感じに言われることもあるようで……。

最初から「僕は今日からヘアドネーションのために伸ばします」と宣言するわけじゃないので、いじめじゃないですけど、やっぱりからかわれることがあるようなんですね。
だんだん伸びてきて、「どうしたの?」とか、それこそ「邪魔だから切れば」みたいな。「いや、切んない」と言うらしいんですけれど。

その子の場合は先生も事情を聞いたそうで、そしたら「ヘアドネーションのためにやってるんだ」ということで、”なぜ彼は伸ばしているのか”みたいな会を開いてくれたみたいなんです。
それで、みんなも協力してくれるようになったと言っていました。

男の子は、55JET で毎年行っているヘアドネーションのチャリティーイベントに参加してくれました。
動画とかも取ってくれて、こんなことを言っていました。

「今日、髪の毛がかっこよくなったのは、僕へのご褒美」
「でも僕だけだとここまでできなかったから、先生たちは今日から僕の親友です」
「先生たちはご褒美が無いので、お菓子を買ってきました。食べてください。」

ーーいわゆる意識高い系ではなく、本当に意識が高いことがわかります。
感銘を受けて思うように言葉が……。笑

そうなんです、本心でそれを言っていて、とても意識が高いんです。

ーーありがとうございます。
次回はヘアドネーションに関するエピソード、そしてお客様の反応をお伺いします。

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Posted on by 55jet